企業の研修や暗記に。カクセル

■企業での資格勉強や研修の暗記アプリに。
・iPhone版
・Android版
*社員の資格勉強、新人教育の暗記と暗記度把握。福利厚生にも!
暗記におすすめ!超便利な暗記アプリ

ITで在宅ワークが可能!ネットワークエンジニアの第一歩とは



在宅で働けるITエンジニアになりたい!
そう願って多くの方がまずProgateやドットインストールなどのプログラミング学習サービスを利用されるかと思います。
しかし、未経験者からプログラマーを目指すにはあまりに門戸が狭く、多くの方が諦めてしまいます。
そこでオススメなのがネットワークエンジニアです。
今回の記事ではプログラミングなしでも目指せるITエンジニア職であるネットワークエンジニアについて記事にしました。



プログラマーとネットワークエンジニア


一口にITエンジニアといっても様々なお仕事があります。



〇プログラマー


JavaScriptやJava,PHPなどのプログラミング言語で設計書を基にプログラムを組んでいく職種のことをプログラマーもしくはコーダーと言います。



ただこの職種は未経験者がいきなり応募してやっていけるほど甘い世界ではありません。



一般的に1から学んでエンジニアを目指すには1000時間はかかるといわれています。
1日3時間学んだとしても330日以上かかる計算となります。
この期間も学習方法を間違えていては伸びる可能性が高いです。



〇ネットワークエンジニア


ネットワークエンジニアはプログラマーとは全く違います。
どちらかといえば、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の知識などが必要です。
プログラマーと大きく違う点は、未経験者でもできる仕事がネットワークエンジニアの場合はある点です。



もちろんプロフェッショナルな能力を身に着けるまでは時間が相当かかりますが、まず第一歩として現場に入るまでの道のりはプログラマーほど長くはありません。



未経験者が就くネットワークエンジニアの仕事とは


ネットワークは24時間365日繋がり続ける必要があります。
あなたが家でインターネットを利用しているときに期待するものは常にインターネットが使えることであり、いきなり切れたり、速度が遅くなることではありません。
そういったネットワークの維持を支えているのはネットワークエンジニアであり、その状況を監視している仕事があります。

それを『死活監視』と言います。


死活監視とは、サーバーやその上で実行されているソフトウェアの稼働状況を継続的にチェックすることを指します。これらの機能を提供するソフトウェアは、死活監視ソフト、あるいは監視ソフトなどと呼ばれます。死活監視の方法には、サーバーやソフトウェアに外部からアクセスし、応答があるかどうかで稼働状況を判断する、あるいはエージェントなどと呼ばれるソフトウェアを使って稼働状況をチェックし、その情報を収集するといったものがあります。


引用:Ntt comunications 死活監視とは



この死活監視は通常マニュアルが完備されており、ExcelやWordを使ったことがある人なら誰でもできるような体制が構築されています。



あるには越したことがありませんが、必ずしも深いネットワークの知識が必要とされるわけではなく、起こったトラブルに対してマニュアルに沿って処理していく正確さが求められます。



〇24時間監視し続ける体制


死活監視は24時間行う必要があります。
そのためにシフト制が取られており、12時間の2交代が取られることがあります。
つまり夜勤が必要となり、昼間の睡眠時間をうまく取れないと体調を崩す恐れがあります。
しかし、残業手当や夜勤手当が両方つくことがあり50%ほど時給が上がるので収入は高めです。



ネットワークエンジニアはリモートワークが可能か?




ネットワークで必要となる知識はルーターやスイッチ、サーバーなどのネットワーク機器や、ネットワーク自体の知識です。
プログラマーやウェブデザイナーとは違いどちらかというと体を動かす現場職の方が近いのでリモートワークはできないと思う方もいるかもしれません。
まず答えから言えばネットワークエンジニアでもリモートワークは『可能』です。
先のNtt comunicationsの引用文には『サーバーやソフトウェアに外部からアクセスし、応答があるかどうかで稼働状況を判断する』と書かれています。



サーバーは『データセンター』と呼ばれる建物に収容されておりますが、死活監視を行う者はデータセンターにはおらず、そもそもリモート環境を通じて監視を行っている状態です。



VPNやセキュリティ対策は万全にする必要がありますが、在宅からでも死活監視は可能です。



〇在宅で死活監視を行う際に必要とされること


コミュニケーション能力


意外に思うかもしれませんが、死活監視は『チームワーク』や『コミュニケーション』がかなり必要とされます。

抱えるプロジェクトの数にもよりますが、死活監視は最低でも3人以上のチームで行います。
なぜなら回線トラブルを処理する際に、スタッフの挙動一つ一つに『クロスチェック』(ダブルチェック)が必要とされるからです。

自信があるからと言って自分だけの判断では行わず、2人体制でチェックすることで100%ミスのない作業が求められます。

TeamsやSlackなどのチャットツールを用いて遠距離にいる同僚とも挙動一つ一つをクロスチェックする必要があるので、細かくコミュニケーションを取れる事が重要です。



快適なネットワーク環境


在宅で死活監視を行う場合、VPNを利用して社内ネットワークに接続することがあります。
例えば監視しているクライアントのサーバーへアクセスする場合一旦社内にあるコンピュータにアクセスしてからサーバーへ接続することがあるからです。



その際インターネットが接続しにくい環境であれば安全に仕事ができません。
ネットワークエンジニアとして働くなら光回線の契約は必ず必要です。



〇死活監視から次のステップに進むには?


死活監視の仕事は既に構築されたネットワークを維持する仕事です。
死活監視の次のステップとしては、ネットワークの開発や設計を行う仕事です。
ネットワークの開発や設計を行うにはCCNALPICなどの資格を持っていた方がその仕事につきやすくなります。



ネットワークエンジニアが一般的に必要とされる資格は下記の記事を参考にしてください。


リモートワークで働くNWエンジニアに必要な資格CCNAとは?


終わりに


今回は在宅でもできるITエンジニア職としてまだ垣根の低いネットワークエンジニアついて記事を書きましたがいかがでしたでしょうか。
ネットワークエンジニアの死活監視はインターネットなどのネットワークを支える大事な仕事です。
これを機会にネットワークの世界を目指してみてはいかがでしょうか。